職場ハラスメント(パワハラ、モラハラ、職場いじめ、問題上司)の対処法

ハラスメント対応事例(1)

相談例① 大学の総務課長

特定の上司からのハラスメントで「うつ」になりかけている職員が複数いるが、どう支援したら良いか?

上級官庁からの出向者である部長のハラスメントがあまりにもひどい。公私の区別なく、部下をあごで使うだけでなく、感情に任せた叱責や指導を繰り返しており、これまでも複数の職員が退職や休職に追い込まれている。いまも、職員の多くが心身ともに苦しんでいるので、何とかしたいが、こちらに人事権はなく、担当理事は無関心・・・。とにかく部長の異動が決まるまで我慢するしかない。せめて、今苦しんでいる職員を支援したいが、何ができるでしょうか?

対処例① 職員向けストレス研修 +個別コーチング
ハラスメントに関する学内講演も検討したが、被害を受けている職員が、そのとき必要であったのは、「ハラスメントとは何か?」ではなく、メンタルヘルスとストレス対処の基礎知識、早期対処の重要性であることから、まずは、全職員を対象としてストレス診断を実施したうえで、ストレス・メンタルヘルス研修を実施することになった。

その後、職員向けのカウンセラーの派遣を実施し、希望者が個別コーチングにて、ストレス対処・メンタルトレーニングを学ぶことができるようにした。予算の関係で3か月×月2回だけだったか、数名の職員が定期的にコーチングを受け、精神的にかなり軽減できたと報告をくれました。


社会保険

2010年5月号から12回連載しました